給湯器の使用中にガス臭いと感じたら?対処法と交換時期を解説

しかし、時折このガスが原因で大きな事故につながることもあり、使用中にガスの臭いなどの異臭を感じた場合は特に注意が必要です。
ここでは給湯器の使用中に異臭を感じたときの対処法と原因について解説します。
給湯器からの異臭で不安を感じている方が本記事を参考に正しく対処し、安全で快適な暮らしを実現できれば幸いです。
給湯器の使用時にガス臭い原因
給湯器の使用時にガスの臭いを感じる原因は大きく3つのパターンがあります。
まずは、ガスの臭いが発生する3パターンをご紹介するので、ご使用中の給湯器がどのパターンに当てはまるかを確認し、適切に対処しましょう。
プロパンガスの残量不足
プロパンガス(LPG)の残量が減るとガスの臭いがすることがあります。
もともと、プロパンガスは無味無臭ですが、着臭剤によって人が気付けるように臭いが付けられています。
着臭剤はプロパンガスよりも気化速度が遅く、プロパンガスが減るとボンベ内は着臭剤の濃度が高くなり、臭いを感じやすくなるのです。
この場合、ご契約中のガス会社へ連絡をしてボンベ交換を行えば改善するので問題はありません。
マンションやアパートにお住まいの場合は大家さんや管理会社などの管理者へ連絡をしましょう。
給湯器の不完全燃焼
給湯器で不完全燃焼を起こしている場合にもガスの臭いを感じることがあります。
この症状は一酸化炭素中毒を引き起こす可能性があり、最悪の場合は命を落とす重大な事故につながり兼ねません。
- 炎の色が赤またはオレンジ
- 異臭がする
- 目が滲みる
- 火が不安定
- 黒煙が出ている
以上のようなサインは不完全燃焼を起こしている可能性があります。
給湯器が不完全燃焼を起こす原因はさまざまですが、給気や排気がうまく行えていないこと、内部での水漏れが放置されているときなどが例として挙げられます。
ガス漏れ
給湯器の使用中、もしくは使用していない状態でガスの臭いを感じるときは、給湯器本体やガス管からガス漏れを起こしている可能性があります。
ガス漏れの原因特定や修理・補修は素人では行えないため、必ず業者へ依頼して対処するようにしてください。
原因は「ガス機器の経年劣化」「ガス管の破損」「水漏れ」などさまざまですが、給湯器の使用年数が10年を超えている場合、ガス漏れやその他の故障を招く可能性があるので交換を検討することをおすすめします。
給湯器を使用時にガス臭い…
と感じたら行うべきこと
給湯器の使用時にガス臭いと感じたとき、一時的なものだろうと軽く受け止めることはせず、第一に身の安全を確保することが大切です。
ここからは事故を起こさないために、ガスの臭いを感じたら行うべき対処法をご紹介します。
ガス機器・火気の使用を中止し、元栓を止める
ガスによる重大な事故といえば引火による爆発や火災です。
このような事故を起こさないために、ガスの臭いを感じたときは給湯器だけでなく、全ての火気の使用を中止してください。
火気の使用を中止したらガス漏れを最小限に抑えるためにコンロや給湯器のガス栓を閉めましょう。
また、ガスの元栓は都市ガスであればガスメーター付近、プロパンガス(LPG)であればガスボンベ付近に設置されていますが、これらは異常を感知してガスを遮断することもあるので緊急時以外は触らない方が良いです。
部屋の換気
室内でガスの臭いが発生しているときは窓を2箇所以上開け、通気の良い状態で換気をしてください。
ただし、機器のスイッチをONにしたときに火花が発生してガスへ着火する要因となる可能性があるため、ガス漏れ時に換気扇や扇風機の使用による換気は絶対に行ってはいけません。
また、ベランダなど部屋の外からガスの臭いが入り込んできている場合は全ての窓を閉めきって流入を防ぐ必要があります。
ガスの充満は一酸化炭素中毒を起こし、最悪のケースでは死亡する恐れがあるため、速やかに窓を開けて換気を行いましょう。
契約ガス業者へ連絡
室内、または使用中の給湯器付近から明らかにガスの臭いがするときは、お住まいが賃貸住宅であってもご契約中のガス会社へ連絡して状況を報告することをおすすめします。
ガスの臭いの原因が給湯器本体であることもありますが、周辺のガス管やガスメーターなどの劣化もガス漏れを引き起こす原因の一つです。
ガス漏れの原因が給湯器本体ではなくガス管やガスメーターであった場合、ガス会社以外の業者では対応できず、スムーズに解決できないことがあります。
給湯器から発生するガス臭以外の臭い
給湯器から発生する異臭はガスの臭い以外にも複数あります。
それぞれの異臭によって原因はさまざまですが、異常や故障の前兆であることに違いはありません。
続いては、臭いの種類ごとの原因をご紹介します。
生臭いとき
給湯器から生臭い臭いが発生しているときは、給湯器内部に留まった水が腐食していることが考えられます。
給湯器は本来、使用することで内部の水が循環しますが、長期間使用しない期間があると内部に停滞した水が腐食することがあります。
多くの場合、給湯器の底部分にある水抜き栓から溜まった水を排出することで改善しますが、放置期間があまりにも長い場合は部品が腐食していることも考えられるので、様子を見ながら使用を再開する必要があります。
焦げ臭いとき
給湯器から焦げ臭い臭いが発生しているときは不完全燃焼や発火を起こしている可能性があり、とても危険な状態です。
不完全燃焼は給湯器の内部に溜まったほこりやゴミが原因になることが多く、これらを放置して使い続けると、一酸化炭素中毒や爆発、火災などの重大な事故につながる恐れがあります。
給湯器から焦げ臭い臭いを確認した場合は、給湯器の使用を中止し、身の安全を確保した上で業者へ連絡して点検や修理などの対応をとりましょう。
酸っぱいニオイがするとき
給湯器から酸っぱい臭いがするときは、本体内部の部品が腐食している可能性があります。
部品の腐食を放置すると、ガス漏れの原因となったり、すでにガス漏れを起こしていたりすることもあり、大変危険です。
給湯器のパネルを開けて内部を確認する作業を行う必要があるので、メーカーやガス会社へ連絡をして点検してもらうことをおすすめします。
また、酸っぱい臭いと同時に目に滲みるような感覚がある場合、一酸化炭素が発生している可能性があるので、安全を確保した上で業者へ連絡をしましょう。
ニンニク臭いとき
都市ガスやプロパンガスなど、一般家庭で使用されるガスは本来無臭です。
しかし、ガス漏れが起きたとき、人が気付くことができるように着臭剤によって臭いが付けられています。
この、あえて付けられた嫌な臭いはニンニクが腐った臭いに例えられることがあり、給湯器からニンニクの臭いがしているときはガス漏れしている可能性があります。
ガス漏れは一酸化炭素中毒や爆発、火災などを引き起こす危険性があるので放置することはせず、使用を中止して早急にガス会社へ連絡しましょう。
給湯器からガス臭い匂いがした時まとめ
給湯器からの異臭はガスのトラブルが関わっていることが多く、重大な事故につながる恐れがある上にガス設備の作業は資格が必要なため、自己対応は行わず専門業者へ相談してください。
また、費用を抑えるために故障箇所を修理で済ませることもできますが、8年〜10年と交換時期を迎えた給湯器は別の箇所で不具合を出すことも多いため、長い目で見ると交換した方が安く済むケースも少なくありません。
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