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30代・持ち家さんのキャッシュフローと貯蓄をシミュレーション!

30代持ち家夫婦を想定した、家計の収支と貯蓄のシミュレーションを作ってみると意外な結果に。持ち家購入や育児を上手にかなえるためにファイナンシャルプランナーからのアドバイスも公開。
目次

はじめに

先日公開した「リフォームと家族関係」に関する調査では、「より良い暮らしで、より良い家族関係を」サポートする「Rehome」を掲げ、みなさまのより良い家族関係と暮らしに貢献して参りたいとお伝えしました。

前回はその1つの取組として、50代持ち家ファミリーを想定した、キャッシュフローと貯蓄のシミュレーションを作ってみました。

第2弾は、30代持ち家夫婦を想定した、キャッシュフローと貯蓄のシミュレーションです!

リフォームで一番不安なことはお金の問題

リフォームするうえで、お金の問題は切っても切り離せません。
前回の調査で、リフォームを止めた経験がある方に、止めた理由をお伺いしたところ、

  • 「お金がかかりそう」
  • 「想定していたよりも費用がかかりそう」
  • 「費用がどのくらい必要になるかわからない」

  • といった金銭的な理由が、なんと9割にのぼりました。

家族がより良い関係を築いていくために役立つリフォーム。
でも金銭的な不安が付きまとって気軽にはできない人がいらっしゃるのもわかります。

今回のシミュレーションは、結婚したての30代夫婦。
まさにこれからの生活に期待と不安があるのではないでしょうか。
今回もファイナンシャルプランナー(FP)の「飯村 久美さん」に監修していただきながら住宅設備の取替えやリフォームがどの程度収入と貯蓄に影響を及ぼすのか、そして全体の収支の中でどんなところを改善していくとよいのかを見える化しました。

本シミュレーションを参考に、少しでも日々の出費に関するイメージを持っていただき、ご家族の会話のタネやお金に関する不安の払しょくに繋がればと思っております。
そして、月々払いというスミレナのサービスが、新しいリフォームの形として皆さんのより良い暮らしのお手伝いができたらと願っています。

それでは第2弾は、30代夫婦のシミュレーションです。

様々なイベントを迎える30代、ライフプランは描けていますか?

昨年、100歳以上のお年寄りの数は、前年より約9,000人増えて、初めて8万人を突破しました。
統計を取り始めた頃の1963年は、100歳以上のお年寄りは全国でわずか153人しかいなかったようです。
また、『LIFE SHIFT』(リンダ・グラットン/アンドリュー・スコット著 2016年)という本によると2007年に日本で生まれた子供の約半数は、107歳くらいまで生きると書かれており、まさに人生100年時代となりました。

長生きは素晴らしいことですが、長く生きるにはお金がかかるのも事実。
人生100年時代のマネープランを現役時代にしっかり描いておくことがますます重要な時代になりました。

SMBCコンシューマーファイナンスが30代・40代の男女1,000人にアンケート調査をし、リタイア時に安心できる貯蓄額を聞いたところ、「1,000万~2,000万円」が全体の25%と最も多くの回答となり、平均額は2,550万円でした。
一方で、現在の貯蓄額の平均は283万円。
「現在の貯蓄額で満足していない」「貯蓄状況に不安を感じている」という人は全体の66%にものぼりました。

<参考>SMBCコンシューマーファイナンス「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2021」

30代は、これから様々なイベントを迎えていく中で、どのくらいのお金が必要となるのでしょうか。
人生100年時代、お金の心配なく生きるにはどんな点に気を付けていったらいいでしょうか、30歳の夫婦・(仮称)隅田 拓也さんと(仮称)愛さんのライフプランシミュレーションで検証していきましょう。

キャッシュフローと貯蓄のシミュレーション(30代夫婦の場合)

拓也さんは、公務員で、会社員の愛さんと結婚して3年目になりました。
2年後には子供を一人、4年後に子供をもう一人授かりたいと思っています。
子供たちは中学までは公立。
高校から私立とし、大学は自宅通いで私立の文系に進学すると仮定します。

生活費は毎月住居費を除いて、18万円。
これまで共働きで自由にお金を使ってきたので、計画的に貯蓄をしてこなかったのですが、そろそろお金のことをしっかり考えていかなくちゃと思い始めています。

現在は賃貸暮らしですが、高い家賃を支払うのがもったいないので、下の子が保育園に入って落ち着いた時期にマイホームを購入できたらと思っています。
場所は埼玉県のニュータウン。
物件価格は5,000万円。
幸いなことに、両方の親から頭金を援助してくれる話が出ているので、両家から600万円をありがたく頂戴することに。
自分たちでは頭金を100万円入れて、住宅ローンを4,500万円借り入れます(200万円は諸費用)。
金利が0.6%だとすると毎月15万円ほど返していくことになります。
今の賃貸でも12万円の家賃を払っているので、「自分の資産になるならば」と月15万円の支払いを覚悟する予定です。

車もほしいので、5年後に200万円の車を買い、10年に一度、買い替えようと思います。

隅田さん夫婦のシミュレーション結果は次のようになりました。

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リタイアした後は、拓也さんの公務員の退職金等でまとまった資金が入るので年金収入で生活費が不足する分も補えそうです。

しかし、厳しいのは、この先15年くらいまでの間です。
子供が誕生し、愛さんが育児休暇に入ると、世帯収入は減り赤字家計が続きます。
そこにマイホームの購入が重なるため、拓也さんが36歳の時の金融資産残高は37万円に。
住宅ローンが15万円だとすると、2か月分にしかなりません。

万一、家族が病気をしたり、ケガや事故のアクシデントがあったりすると資金が底をつくことも考えられます。
何かあった時のために、普通預金の口座には生活費の半年分くらいの貯蓄は残しておきたいもの。
隅田さん夫婦の場合は、月々18万円の生活費と15万円の住宅ローンが毎月支出されるので、約200万円の貯蓄は確保しておくと安心です。

今のプランでは希望の教育や住宅にお金をかけるのはやや厳しい感じです。
リスク回避のための保険や、生活費の見直しが必要になりそうです。

住宅費を考える際に留意しおきたいのは、住宅を買うと、その後のランニングコストが発生してくることです。
マンションの場合、管理費、修繕積立金が必要になります。
戸建ての場合でも固定資産税の支払いが必要に。
年間にするとそれらを合わせて44万円にもなりました。

また、マイホームに長く住んでいると、古くなった設備の修繕費用や買い替え費用がかさみます。
賃貸であれば、大家さんが負担してくれていたのが、すべて自分で変えなくてはなりません。
例えば、給湯器やトイレの場合、15年ごとに約40万円。
レンジフードやガスコンロ、食洗機は15年ごと20万円前後かかります。
キッチンやお風呂に関しては、20年ごとに100万円強。
洗面台は約50万円、クロスの張替えは全体で200万円ほど見ておけばよいでしょう。

教育費や車の費用などは大体いつ頃、いくらかかるかをイメージできますが、住宅設備は、いつ壊れるかわかりませんし、いざ交換すると大きな出費となるため、家計へのダメージも大きくなります。

最近はスミレナのように、毎月定額で支払い、メンテナンス費用が込みというサービスがあります。
このように月々の収入の中から、住宅のメンテンナンス費をコツコツと支払うという形にしておけば、いざという時に慌てずにすみますね。

30代はこれからのライフイベントが盛りだくさん。
表のように、いつ頃、どんなお金がかかるかをピックアップして、その年に費用をまかなえるように準備をしていきましょう。

ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

家計見直しのポイントは、1.収入を増やす 2.支出を減らす 3.毎月積立をする ことです。

  1. 職場や経済環境もあり、なかなか思うようにいきませんが、家族で協力しあったり、ファミリーサポートのような公的サービスを利用すると育児休暇や時短勤務中の収入ダウンを軽減することができます。

  2. 毎月出ていく固定費を見直してみましょう。
    例えば、通信費ですと2021年春より、各社が新料金プランを打ち出しました。
    上手に利用することで家族の通信費を削減することができます。
    ほかにも、電力とガスの自由化により、電力会社やガス会社を自分で選び、料金を引き下げることが可能な時代となりました。
    「電力 ガス シミュレーション」と検索するといくつかのシミュレーション可能なサイトがでてきますので、活用してみましょう。

  3. 将来、必要となるライフイベント費用は、年表から逆算して必要となる毎月の積立額を算出し、目的別にコツコツ積み立てていくのがオススメです。
    教育費であれば、学資保険。
    老後資金であれば、iDeCoやNISAといった国が税金を優遇してくれる制度を活用するなど、イベント別に貯めていきましょう。

ライフプランを描くと、自分達がやりたいこと、かなえたい夢が明確になります。
夢を叶えるために家計を見直すモチベーションも高まります。

隅田さん夫婦のように、シミュレーションをすることで課題も見えてきます。
人生100年時代、ライフプランを描くことから始めてみませんか?

第1弾の50代のシミュレーションについては次の記事もご参考ください

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ライター情報

ファイナンシャルプランナー 飯村久美
株式会社スミレナ マーケティング部編集チーム