• 一般

50代・持ち家さんのキャッシュフローと貯蓄をシミュレーション!

50代持ち家ファミリーを想定した、家計の収支と貯蓄のシミュレーションを作ってみると意外な結果に。老後破産になってしまわないようファイナンシャルプランナーからのアドバイスも公開。
目次

はじめに

先日公開した「リフォームと家族関係」に関する調査では、「より良い暮らしで、より良い家族関係を」サポートする「Rehome」を掲げ、みなさまのより良い家族関係と暮らしに貢献して参りたいとお伝えしました。

今回はその1つの取組として、50代持ち家ファミリーを想定した、キャッシュフローと貯蓄のシミュレーションを作ってみました。

リフォームで一番不安なことはお金の問題

リフォームするうえで、お金の問題は切っても切り離せません。
前回の調査で、リフォームを止めた経験がある方に、止めた理由をお伺いしたところ、

  • 「お金がかかりそう」
  • 「想定していたよりも費用がかかりそう」
  • 「費用がどのくらい必要になるかわからない」

  • といった金銭的な理由が、なんと9割にのぼりました。

家族がより良い関係を築いていくために役立つリフォーム。
でも金銭的な不安が付きまとって気軽にはできない人がいらっしゃるのもわかります。
人生の中でかかってくる出費は、大きな買い物だけではなく、日々の出費やメンテンナンスも目を向けるべきですよね。
また、いざという時のために、しっかりと手元にもお金を残しておきたいという気持ちもあるのではないでしょうか。

今回のシミュレーションでは、ファイナンシャルプランナー(FP)の「飯村 久美さん」に監修していただきながら住宅設備の取替えやリフォームがどの程度収入と貯蓄に影響を及ぼすのか、そして全体の収支の中でどんなところを改善していくと良いのかを見える化しました。
本シミュレーションを参考に、少しでも日々の出費に関するイメージを持っていただき、ご家族の会話のタネやお金に関する不安の払しょくに繋がればと思っております。
そして、月々払いというスミレナのサービスが、新しいリフォームの形として皆さんのより良い暮らしのお手伝いができたらと願っています。

今回は、50代夫婦のシミュレーションです。

キャッシュフローと貯蓄のシミュレーション(50代夫婦の場合)

(仮称)隅一郎さんは、千葉県に住むメーカー勤務の54歳。
20年前に4LDKの一戸建てを購入し、2歳年下の妻と2人の息子を育てながら、住宅ローンはすでに返し終えました。
仕事においても誠実に取り組むため、上司や部下から慕われています。
長男は社会人となり独立し、次男も大学4年となり、子育ても間もなく終了。
今の家に長く住み、これからの人生を謳歌したいと思っています。

そんな隅さんにもピンチが訪れます。
それは新型コロナウィルスによる会社業績の悪化に伴う収入のダウン。
これまで会社の業績はよく、ボーナスも春夏合わせて手取りで150万円はもらっていました。
それが大幅にカットされてしまったのです。
住宅ローンをコツコツと返していき、2年前にやっと返済し終えたので、貯蓄もそう多くはありません。
これまで、長い休みが取れるときは必ず旅行に行き、家族の思い出を作ってきました。
新しい家電が出れば、迷わず買い、快適な暮らしをしていた隅さん。
休日は近郊のショッピングモールに入っている映画館で妻と話題作を観て、外食をして帰ってくる楽しみがありました。

しかし、これらができたのもしっかりとした収入があったから。
ボーナスが出ないと、心の余裕までなくなってしまうような感じさえしました。

そこで、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談に行くことにしました。
いわゆるFP相談は初めてでしたが、リタイアまであと10年あまりとなり、これからのライフプランをしっかり作成していこうと思ったのです。

担当のFPは隅さんに、現在の家計状況、資産状況を洗い出すよう伝えました。
隅さんは買物をする時、現金、クレジットカード、電子マネーやキャッシュレス決済サービスを多用していたので、毎月の支出状況を把握したことはなく、実はこうした作業は初めてのことでした。
書き出してみて、初めて何にいくらお金を使っているのかがわかったと言います。
家計状況と資産状況をシートに記入した後は、これから先のイベントと予算を書き出すように言われました。


63歳の時にプリウスを乗り換え300万円
65歳の時に退職祝いの旅行へ 100万円
58歳と61歳の時に子供への結婚資金援助 それぞれ100万円ずつ
毎年国内旅行 15万円

その他、大好きなマイホームのメンテナンス費用も見積もります。
20年目 トイレ 40万円
22年目 洗面台 50万円、バスルーム 110万円
24年目 食洗機 20万円
25年目 屋根、外壁 300万円
30年目 給湯器 20万円、キッチン 115万円

また、これからの仕事や生き方について、リタイア時期と、リタイアした後の暮らし方などを具体的に考え、ライフプラン表に記入をしていきました。

結果、担当FPが作成したキャッシュフロー表は次のような結果になりました。

210330_article01.jpg210330_article02.jpg

決められた家計予算の中でやりくりをし、毎月赤字を出さないようにすれば現役のうちは乗り切れる結果になりました。しかし、今のままでは隅さん80歳、妻78歳の時に資産が底をついてしまい、老後破産になってしまいます。
この結果には少なからず隅さんにはショックだったようです。
欲しいものはあまり我慢せずに買っていたとはいえ、同期と比較すると子育ても住宅ローンの完済もかなり早く終えることができ、貯金もできている状況で平均寿命前に資産が底をつくとは夢にも思っていなかったようです。

自分が何歳まで生きるかは誰も予想できませんが、男性の平均寿命は81歳、女性の平均寿命は87歳ですので、仮に妻が平均寿命まで生きた場合は約10年分の生活費が足りない状況です。

ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

隅さんはFPから家計改善のアドバイスをもらいました。

  1. 来年、次男が大学を卒業した後は、子供の生活を扶養しなくてよくなるため、生命保険の必要な保障額を見直す
  2. スポーツクラブに通っていた隅さん(今はコロナ禍もあり活用できていない)。市のスポーツ施設はワンコインで利用できるのでそちらに切り替え。たくさん買っていた本も 急ぎではなければ図書館利用に変更 。
  3. 動画配信のサブスクに加入したが、子供たちも同じようなサブスクを契約していた。1つのアカウントで複数利用することができたため、不要なものを解約。
  4. スマホを新料金プランに変更
  5. ふるさと納税の返礼品の送り先を実家にして、交際費を節約

上記は、食費や小遣いをカットするのとは異なり、見直しをしても痛みを伴わずに節約できる項目です。
定年になって年金生活に入ると、隅さんの場合、収入は現在の3分の1ほどになります。
これまでと同じお金の使い方をするわけにはいきません。
かといって生活レベルを極端に落とせるかというとそれも難しいのが現状です。

このように容易に見直せそうな項目から見直していきましょう。
55歳前後になったら、家の中のものや持ち物もスリム化し、少しずつ小さな家計に慣れていきましょう。
また、隅さんが81歳で資金が底をつく要因の一つに住宅設備の更新費用がかさんでいることが挙げられます。
住宅設備は一度に高額な金額が出ていくので、年金暮らしの高齢者にとっては痛い出費です。

スミレナのように毎月少額で支払いをしていくと、いざという時のお金を手元に残しておくことができます。

まとめ

今回、隅一郎さんのライフプランをみてみました。
隅さんのような50代半ばの方は、日本のバブル経済を経験したことがあり、わりと収入も高く、これまで使いたいようにお金を使ってこられた方が多いように見受けられます。
しかしいくら現役時代の収入の額が高くても収支のバランスが崩れていると、隅さんのように老後破産につながってしまいます。
自分の人生の最期で、毎日貯蓄残高を気にしながら生きていくのは決して健全な事ではありません。

今回はコロナ禍で家計と向き合う機会がありましたが、誰もが、リタイアした後、昔ほど十分な年金がいただけない老後をどのように快適に心豊かに送るかが課題になっています。

今のうちからライフプランを立てて、必要となるお金を把握し、家計を整えていくとよいでしょう。

リフォームをお考えの方はまずご相談下さい!
メールやLINEなどでスミレナスタッフが丁寧にお答えします!
お悩み相談はこちらから!

ライター情報

ファイナンシャルプランナー 飯村久美
株式会社スミレナ マーケティング部編集チーム