• キッチン

マンションのキッチンリフォームでの注意点や おさえておきたいポイントを紹介

リフォームに役立つ情報をお届けする【リフォーム・マメ知識】第3回。
今回はマンションのキッチンリフォームについて、注意点やポイントについて役立つ情報をご紹介します。

マンションリフォームは戸建住宅とは異なり、リフォームをする際には工事内容が制限されるため、こうした点を注意しておかないとトラブルになってしまうケースもあります。

実際に起こったトラブルのケーススタディを参考に、マンションのキッチンリフォームの際のポイントを説明していきます。

目次

マンションのキッチンリフォームの注意点をトラブル事例から考える

マンションでのリフォームは戸建住宅とは異なり、いろいろと制限があります。マンションリフォームの際には、建物の構造に関わる梁や柱、耐力壁部分などは、撤去したり加工したりすることはできません。

そのため、こうした梁や柱の位置に考慮してプランを考えていく必要があります。

また、リフォーム工事については、マンションの管理規約によって定められていることも多く、規約違反となる工事は許可が出ないだけでなく誤って工事を行うと、工事の中止勧告や原状回復要求を求められるなど、トラブルに発展してしまうことにもなりかねません。

住宅に関する相談などを行なっている住まいるダイヤル(公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センター)に寄せられたケースを参考にしながら、マンションのキッチンリフォームのポイントについて紹介していきます。

【ケーススタディ1】キッチン上部の梁の位置が考慮されていなかった

マンションのキッチンをリフォームしたら、上部にある梁のためにつり戸棚が出っ張ってしまった

20年のマンションのキッチンのリフォームを依頼。システムキッチンに交換し、つり戸棚を設置することにしましたが、キッチンの上部に梁があり、リフォーム業者が梁を考慮せずにつり戸棚を設置。そのため、つり戸棚が出っ張ってしまい、キッチンを使うたびに頭に戸棚がぶつかってしまうことに。

リフォーム業者に話をすると「設計図通りの施工」という話でしたが、契約書に添付されていた設計図を見ると、梁の位置が考慮されているとは考えにくい。

マンションの梁や柱の位置は、変更することはできませんので、梁や柱の位置に考慮して、プランを考えなければなりません。せっかくリフォームをしたのに、使い勝手の悪いキッチンになってしまってはリフォームした意味がなくなってしまいます。

リフォームプランを考える前には、リフォーム業者に必ず現場調査を依頼しましょう。

キッチンリフォームは、他の部位に比べて高額になりがちな工事なので、事前に現場調査を行ってもらい、しっかりと話を進めていくようにしましょう。

また、現場調査の際には、梁や柱などの構造の確認だけではなく、配管についてもできるだけ確認してもらうようにすると良いでしょう。

マンションのリフォームの場合、配管の位置を変更することができないこともあります。既存の壁付タイプのキッチンをペニンシュラタイプやアイランドタイプに変更する場合は、配管の移設工事などが必要になります。

管理規約や構造上、既存のキッチンタイプを変更できないこともあるため、キッチンリフォームプランを考える前に確認しておきましょう。

【ケーススタディ2】管理規約違反の工事が発覚しトラブルに発展してしまった

中古マンションの改装工事を行ったら業者の手違いで管理会社から工事中止勧告と原状回復要求を受けることに

築36年の5階建マンションの4階住戸を購入し、リフォーム工事を行うことに。事前に管理組合に工事の申請を行い、管理規約に従って躯体及び防水層はそのままにすることを条件に許可がおりました。

この条件については、工事業者にも伝えてあったものの、工事着工後に現場判断で防水槽を撤去し、躯体コンクリートをはつってしまったことが判明。このため、管理組合から工事中止勧告と原状回復要求を受け、原状回復工事計画書の提出と第三者による検査を要求されています。

マンションの場合、住人すべてが快適に暮らしていくために、管理規約が定められています。こうした管理規約を違反した場合、上記のケースのように工事の中止勧告や原状回復要求だけでなく、高額な違約金の支払いを求められることもあります。

規約の内容は、マンションごとに大きく異なるので、リフォームを検討しているのなら、工事の申請前ではなく、プランを考える段階で管理規約を確認し、リフォーム会社にも理解しておいてもらうとトラブル回避につながります。

【ケーススタディ3】見積もりより高額な費用を請求されることに

現場で工事について質問されて、わからないまま返事をしていたら見積金額より高額な費用を請求された

現在住んでいるマンションの室内リフォーム工事を行った際に「奥さんが言った通りに工事をしたために金額が増えた」と、最初に取り決めた金額より高額な費用を要求されることに。

工事の際には、在宅していたために「これでよいか」と聞かれたので、わからないまま「それでいいです」と返事をしたことはありますが、その際に費用などの具体的な提示はありませんでした。

リフォーム工事の際には、工事担当者だけが現場に常駐しているということは珍しいことではありません。工事に必要なスタッフだけが現場にいて、プランや見積もり、契約などのやりとりをしていた担当者が現場にいないことも。

しっかりとしたリフォーム会社であれば、営業担当と施工担当が情報を共有し、追加費用などが発生する場合は事前に金額などの提示を行ってもらえますが、必ずしもそうした業者ばかりとは限りませんので、追加費用についてトラブルになるケースもあります。

リフォーム工事を行う際は、事前に工事の際にわからないことや疑問点などが出た場合に誰と話をしたら良いのか、工事の際の担当者とを確認し、わからないことはそのままにせず、できるだけ早い段階で担当者とコミュニケーションを図るようにしましょう。

また、リフォーム工事では、予定していない作業が発生することもありますので、現場で対応を求められた際には、口頭だけでなく書面などの文書として残しておくことで、トラブルが発生した際には「言った、言わない」で話がこじれることを防ぐことができます。

【ケーススタディ4】口頭での契約のみでトラブルに

契約書を交わさず契約のみで依頼をしたところ、段取りが悪く途中解約することに。その後、高額な解体費用を提示された

中古マンションを購入し、不動産仲介会社から紹介されたリフォーム会社に工事を依頼することに。打ち合わせを繰り返した後、プラン図や見積書は受け取ったものの、契約は口約束のみで、契約書は締結しなかった。

ところが、着工時期になっても段取りが悪く、予定通りに着工されなかったことから不安を感じ、どうしても納得できなかったため、着工後に解体工事が完了した段階で工事中止を申し出ました。その後、リフォーム会社から高額な解体費用が提示された

リフォーム工事を依頼する際には、必ず書面による契約書を締結しておくようにしましょう。これはマンションリフォームだけに限ったことではありません。

キッチンリフォームは、住宅設備や機器の交換に伴う工事の中でも高額になりがち。できれば、修理やメンテナンスの契約も同時に締結しておくと良いでしょう。

【ケーススタディまとめ】

これまで見てきたケーススタディから学べることとしては

  • マンションのリフォームは、梁や柱などの構造は変更することができないため、事前に現場調査をして構造などを確認の上、プランを考える必要がある。
  • 梁や柱などは構造を変更できないだけでなく、加工することもマンションの管理規約で制限されることもある。
  • リフォーム工事に関するマンションの管理規約違反の際には、工事の中止や原状回復を求められることもあるので、プランニングの際に規約内容を確認し、リフォーム業者にも理解してもらう。
  • リフォーム工事の際には、わからないことをそのままにせず、担当者とコミュニケーションをしっかりと図る。
  • 工事の際に現場での対応について聞かれた場合は、口頭だけでなく、文章などに残しておく。
  • リフォーム工事を依頼する際は、必ず契約書を締結すること。キッチンリフォームの場合は、アフターメンテナンスなどが必要になることもあるので、修理保証やメンテナンス契約なども同時に締結することを検討する。

マンションのキッチンリフォームについておさえておきたいポイント

マンションのキッチンリフォームについておさえておきたいポイントをまとめて紹介します。

マンションの管理規約を事前に確認する

マンションのリフォームを行う際には、プランニングの段階で管理規約を確認しておくとよいでしょう。

管理規約の内容はマンションごとに異なりますが、リフォーム工事に関するものとしては、構造に対する制約だけでなく、

  • ガス給湯器のサイズに関する制約
  • 床の材質に関する制約
  • 騒音防止のための遮音等級による制約
  • リフォーム工事の時間に関する制約
  • リフォーム機器の搬入や組み立てに関する制約

などがあります。

このほか、マンションによっては、リフォーム工事に関するさまざまな確認書類の提出を求められることや近隣の住人の同意書が必要なところもあります。

キッチンリフォームも解体や撤去、設置時には大きな音などが出ますので、同意書が必要のない場合でも、近隣への挨拶や説明はしておく方がよいでしょう。

こうした手続きや段取りなどについて、いつ、どのタイミングで、何をしておかなければならないのか、ということについて説明していきます。

「打ち合わせから契約まで」に確認しておくこと

  1. 問い合わせの段階から、打ち合わせなどのやりとりについては、できるだけ文書など残しておく

リフォームを検討し始めたのなら、まずはリフォーム業者を選ぶために、問い合わせをします。問い合わせの段階から、文書などでやりとりを記録しておくと、十分に検討を重ねるために役立ちますし、業者選定が終わり、打ち合わせ→契約→施工へと進んでいく際に内容をいつでも確認できます。また、リフォーム工事におけるトラブルの際に「言った、言わない」でもめることも防ぐことができます。

  1. プランを提出する前に現場調査をしてもらう

マンションのリフォームは、梁や柱などの位置や形状によって工事が制限されることがあります。ある程度打ち合わせが進み、プランをしっかりと立てていく段階になったら、現場調査を必ず行ってもらいましょう。

  1. 工事内容を確認するためのプラン書などを作成してもらい、見積をもらう

プランが出来上がったら、プラン書や見積書を提示してもらいましょう。工事内容が確認できますし、マンションの管理組合への説明の際に持参すれば、スムーズに話を進めることもできます。

  1. マンションの管理組合にリフォーム工事の意向があることを説明し、管理規約などを確認する

契約をする前に、管理組合にリフォーム工事についての説明に行き、管理規約や必要な提出書類などを確認しておきましょう。

契約後に管理規約によって工事の制限を受けた場合、再度プランの見直しをしなければいけないこともあります。工事による規約違反などのトラブルを未然に防ぐためにも、リフォーム工事を発注する前にリフォーム会社にも規約内容については理解してもらい、プラン作成などに反映してもらうようにしましょう。

  1. 「契約書」を締結する

契約の際には、必ず書面で「契約書」を締結しましょう。

工事前にしておくこと

  1. マンションの管理組合にリフォーム工事の届出をし、工事日などの打ち合わせをする

工事が決まったら、管理組合にリフォーム工事の届出を行います。提出する書類は、マンションによって異なりますが、事前に必要書類を確認し、修正が必要になることも想定して早めに提出するとよいでしょう。

また、マンションによっては、搬出入の仕方や部材の置き場などが決められている場合があります。こうしたことも管理会社と十分に打ち合わせを行い、リフォーム業者に連絡をして、周知徹底してもらうようにしましょう。

  1. キッチンの片付けをする

契約を締結し、工事日が決定したら、キッチンの片付けを行います。キッチンの交換を伴うリフォーム工事の場合、キッチンの中に収納してあったものだけでなく、作業スペースの確保のため、周辺のモノも片付けておかなければなりません。

食器やお鍋などの調理器具、調理小物などを種類ごとに分けて段ボール箱に入れ、品名を書いておけば、リフォーム後に収納する時に「あれ、どこに行ったっけ…」と探す手間なく、スムーズに作業が行えます。

また、手が届きづらいつり戸棚やシンク下の収納の奥などには、長い間使っていなかった「死蔵品」が出てくることもあります。

せっかくキッチンが新しくなるのですから、キッチンの片付けをする際に、長年使っていないモノなどは処分してしまいましょう。「まだ使うかもしれないし…」と思っても、2年以上使わなかったモノやその存在すら忘れていたモノは、今後使う可能性はほとんどありません。

いい機会ですから、キッチンのリフォーム前に、使わなくなった不要なものは捨てて、スッキリとしたキッチンを目指しましょう。

  1. リフォーム工事期間中の食事をどうするかを考えておく

キッチンのリフォーム工事の際には、キッチンを使えませんから食事の準備やあと片付けができません。

事前に電子レンジなどで温めるだけで食べることができる作り置きの料理やインスタント食品などを準備しておくと便利です。

食器などは紙製の使い捨てのものを準備しておくか、ラップなどで食器を包んで使い、食事後はラップを外して捨てるだけにしておくと、あと片付けの手間がなくなります。

  1. 工程表をもらう

工事日が決まったら、工事の工程表をもらうようにしましょう。工事内容の確認にもなりますし、近隣への挨拶や説明の際に一緒に渡すとよいでしょう。

  1. 近隣に挨拶をする

リフォーム工事の際には、大きな音や振動、ニオイなどが出ます。また、機器や部材の搬入・搬出時は住人が利用するエレベーターなどを使用したり廊下などの供用部に一時的に部材などを借り置きしたりすることもありますので、少なからず近隣の住人に迷惑をかけることになります。同意書を得る必要があるところもありますが、同意書が必要でない場合でも、近隣住人には事前にリフォーム工事の日程などを説明し、挨拶をすませておくとおきましょう。

リフォームが終了して快適になった代わりに、周辺の住人との関係が気まずくなって住みづらくなった…では、元も子もありません。

  1. 施工に関する管理者名、工事人数、車両台数、車両ナンバーなどを聞いておく

リフォームの際には、施工時に打ち合わせをする管理者の名前や工事の際の人数、車両台数、車両ナンバーなどを聞いておくようにします。

マンションリフォームの際には、駐車できる車両の台数や場所が決められていることもあるので、管理組合に確認の上、リフォーム業者に伝えておきましょう。

また、工事期間中、敷地内で違法駐車があった場合などは、普段は出入りすることのない工事車両ではないか、と勘違いされる事があります。管理組合から問い合わせがあった際など車両台数や車両ナンバーを聞いておくと、スムーズに対処できます。

施工時におさえておくこと

  1. 工事の立ち合いをする

リフォーム工事の際には、必ず工事内容を理解している人が立ち会うようにします。ずっと工事を見ている必要はありませんが、工事の際に、リフォーム会社から質問があった場合にすぐに対応する事ができます。

  1. プラン通りに工事が進んでいるかを確認する

施工が終了した後でプランとは違う箇所があったとしても、やり直しを依頼するのは手間がかかりますし、工事期間も長くなってしまいます。

自分で見ただけではわからない…というのなら、一日の工事終了時に、担当者とコミュニケーションをとって、工事内容と現状の進捗状況を説明してもらうとよいでしょう。

工事の際にわからないことや疑問点が出た場合は、担当者とコミュニケーションを測って、しっかりと理解するようにしましょう。

  1. 施工後の確認をする

キッチンリフォームの場合は、水栓金具から水漏れしていないか、壁との設置面がしっかりコーキングされているか、などスライド式の収納引き出しはスムーズに出し入れする事ができるか、といった点も確認しておきましょう。

マンションのキッチンリフォームならスミレナに

東京ガスグループのスミレナの月額定額制の月々払いを利用すると、高額になりがちなキッチンリフォームも毎月6,100円〜の支払いで行うことができます。

スミレナの特徴は、問い合わせをはじめ、すべてのやりとりをLINEやメールで行うため、気軽に好きな時間にメッセージが送れるだけでなく、打ち合わせ内容の履歴が残るので、口頭の打ち合わせのように「言った、言わない」といったトラブルを回避することができます。

こうした打ち合わせ内容は、窓口担当者だけでなく、施工担当者とも情報が共有され、現場でのコミュニケーションもスムーズに行えます。

また、施工前のやりとりや見積もりだけでなく、契約もすべてインターネットを通じて手続きができるので、機器の故障で急いで交換リフォームを行いたい時も、スピーディに施工まで対応できるのもスミレナの特徴のひとつといえます。

キッチンリフォームの場合は、契約した費用の中に「10年間の長期修理補償」が含まれているので安心です。もちろん、スミレナが行うリフォーム工事については、どの商材でもアフターサポートがついています。

ご利用開始までの流れについては、https://www.sumilena.co.jp/procedure/をご覧ください。

マンションのキッチンリフォームについてまとめ

Point1 マンションのキッチンリフォームの場合は、戸建住宅とは異なりいろいろな制限があるので、マンションの管理規約などを事前に確認しておく必要がある。

Point2 梁や柱など構造を変更することができないので、必ず現場調査を行ってもらい、プランを検討するようにしましょう。また、契約書は必ず締結し、打ち合わせ内容などもできるだけ書面などに残すとトラブル回避につながります。

Point3 リフォームを行う際は、コミュニケーションをしっかりと図ることができるリフォーム会社に依頼をしましょう。

最後に:3つの安心のスミレナで

スミレナではスタッフによるメールやLINEでのご相談を承っております。
その際、お客さまのキッチンの状況を写真で送信していただければ、スムーズな現場調査とお見積の提示が可能になります。

現場調査後は原則1週間以内に見積を提示し、ご注文後は最短での取替え日程を調整いたします。
工事はメーカー指定の工事店にてシッカリ・キッチリ、丁寧に仕上げます。

また、スミレナで設置したキッチンには10年間の長期保証がついてきます。
長期保証期間中に調子が悪くなった場合、メーカー指定の作業員が修理にお伺いし、修理代は一切かかりません。

1つ、東京ガスグループで安心のスミレナ、
2つ、長期保証がついてもっと安心のスミレナ、
3つ、メーカー指定の工事店による工事だからもっともっと安心のスミレナ、

この際にぜひ、「3つの安心のスミレナ」でお取替えをご検討されてみては如何でしょうか。
ご相談をお待ちしております。


お悩み相談はこちらから!

スミレナの取り扱っているキッチン一覧

キッチンについては次の記事もご参考ください。

ライター情報
住まいと暮らしのナビゲーター こうの薫子