狭いお風呂をリフォームで解決!広くする方法やポイントとは

ユニットバスは、いくつかの方法によってサイズアップすることができ、スペースに限りがあるマンションでも条件さえ合えばお風呂を広げられます。
狭いお風呂をリフォームしたくなる理由
ユニットバスは1990年頃から普及率が高まり、2005年以降は新築住宅の着工数よりも多く出荷されるようになりました。
しかし、この当時主流であった1216サイズ(0.5坪)のユニットバスは狭く、大人が足を伸ばして入浴できるようなサイズではないため、リフォームを機にお風呂を広げたいという方が多いです。
実際に近年の新築住宅では、大きなサイズのユニットバスが需要を高めていることから1620サイズ(1.25坪)や1624サイズ(1.5坪)を採用するお宅が増えています。
そのほかにも、「介護やお子様との入浴による複数人の利用」「高齢者の閉じ込めリスクを軽減したい」「広いお風呂ならではの機能をつけたい」などの理由からリフォームによるサイズアップを検討される方が多いです。
リフォームで狭いお風呂を広くする方法
リフォームによって現在お使いのお風呂よりも大きなサイズへ広げることができますが、現場の状況によってその方法が異なります。
戸建住宅の場合
在来工法からユニットバスへの交換でお風呂を広げることはできませんが、ユニットバスからユニットバスへの交換であれば、いくつかの方法があります。
拡張せずに大きいサイズのユニットバスに交換する
もっともオーソドックスなサイズアップの方法として、現在設置されているユニットバスよりも大きなユニットバスに交換する方法があります。
この方法が採用できる条件は、「壁裏に広げる分のスペースが余っていること」です。
短辺1500mm×長辺1900mmの空間に1317サイズのユニットバスが設置されていたと仮定した場合、サイズアップで最大1418mmまでのユニットバスを設置することができます。
このとき、スペースに余裕はあっても製品の規格寸法が合わない場合はサイズアップできません。
また、既存のユニットバスを解体したとき、壁裏や床下の見えない箇所に下梁(したばり)や移設できない配管などが通っていることがあるので注意が必要です。
間取りを変更する
ユニットバス交換のみでサイズアップできない場合は、隣接する部屋の壁を移設する「間取り変更」という方法もあります。
それぞれの住宅によって間取りは異なりますが、脱衣場を狭くして浴室を広げるのが一般的です。
どうしても脱衣場のスペースを狭くできない場合は、隣接している他の部屋の壁を移設することでユニットバスを広げることもできます。
また、間取り変更ができない戸建住宅の最終手段として、「増築」によるユニットバスのサイズアップも方法のひとつです。
外壁を一部とり壊し、広げる分の基礎打ちをして壁を作り直す作業となり、工事代金もかなり高くなりやすいです。
工期もかなりの日数がかかることを考えると、どうしてもお風呂を広げたいと考えている方のみにおすすめできる方法です。
ただし、住宅密集地で隣家との距離が近く、増築できるほどの土地が余っていない場合はサイズアップをすることはできません。
マンションの場合
マンションは建物の構造や管理規約の制限によって施工の自由度が低く、お風呂を広くする方法は「ユニットバスを大きくするか」「間取りを変更するか」のいずれかです。
ユニットバスを何センチ広げられるかは、壁裏のスペースにどれほどの余裕があるかで決まります。
ただし、現場調査時には確認できなかった障害物がユニットバスを解体してからみつかるとサイズアップできないこともあるので注意が必要です。
また、間取りを変更する場合も見えない部分に障害物が隠れていないかを入念に調べる必要があります。
どのような状況であっても、マンションの構造部分である躯(くたい)を加工することはできないことを覚えておきましょう。
狭い浴室を広くするリフォームの費用相場
ここまでは狭いお風呂を広くする方法をご紹介しましたが、気になるのはリフォームにかかる費用です。
下記の表では前項でご紹介した工法をもとに、工事にかかる費用をまとめています。
リフォーム内容 |
費用相場 |
工事期間 |
---|---|---|
ユニットバスの交換 |
50〜150万円 |
1〜2日前後 |
間取りの変更 |
壁の移設など 15〜30万円 |
1週間前後 |
増築 70〜250万円 |
2週間〜1ヶ月 |
浴室を広げるにあたって金額が変わる要素は主に「商品代」と「施工費用」の2項目です。
ユニットバスはサイズが大きくなればなるほど価格が上がり、大きなサイズになると低グレードの商品では対応していないこともあるため、対応しているタイプに変更せざるを得ない場合があります。
また、サイズアップするために通常のユニットバス交換では行わないような作業が発生すればその分の施工費用もかかります。
施工費が上がる作業の一例は「間取り変更による大工工事」「斫り(はつり)工事」「ブレーカー移設」「工事期間の延長」などです。
また、現場の状況次第では作業を進めていく中で予想外の工事が必要となり、追加料金が発生することもあります。
現場調査に来る担当者と入念に打ち合わせをして、必要な工事項目は明確にしておきましょう。
お風呂リフォームでサイズアップするときのポイント
ここからはお風呂リフォームでサイズアップする際のポイントを解説します。
狭いお風呂を広くする工事は、かなり専門性が高く、プロでも技術を要するものです。
知識のない方の判断はお風呂が使えなくなるなどの事態に陥る可能性もあるので、必ず専門業者へ判断を任せながら考えましょう。
ユニットバスの壁の厚みも考慮する
ユニットバスは、宅内の空間の中にユニットバスというひとまわり小さな箱を組み立てるという構造です。
つまり、その空間よりも大きなユニットバスを設置することは物理的にできません。
また、サイズ表記にはユニットバスの壁の厚みが含まれていないため、仮にその空間の寸法が1400mm×1800mmあったとしても1418サイズのユニットバスは設置することができないので注意が必要です。
ユニットバスサイズを選ぶ際は、壁の厚みやクリアランスも考慮する必要があります。
既存ユニットバスの壁裏や床下などの見えない部分の構造を考慮する
現場調査時には目視確認できなかったものが見つかるケースがあります。
例えば、床下から壊せない下梁(したばり)や移設できない配管がでてくると、用意した商品が設置できなくなります。
このようなトラブルが発生すると、商品の再手配や工事日の再設定をすることとなり、原因によっては追加の商品代や工事費がかかることがあります。
また、既存の設備をもとに戻せない場合、新しい商品が届くまでお風呂が使えなくなることも考えられます。
リフォームでお風呂を広くできないケースがある
どうしても浴室を広げることができないケースもあります。
無理やり工事をするとトラブルを招くだけでなく、建物の耐久性を損なう可能性もあるので注意してください。
壁裏にスペースがない
既存ユニットバスの壁裏にスペースがない場合はお風呂を広くすることができません。
これは、とくにマンションなどのスペースが限られている集合住宅が該当します。
浴室との間仕切りが造作壁であれば大工工事によって空間を広げることができますが、コンクリートの躯体(くたい)や排水縦管の変更や加工は管理規約によって禁止されています。
許可なく施工すると大きなトラブルに発展するので絶対に触らないようにしましょう。
増築できない
マンションなどの集合住宅ではそもそも増築することはできませんが、戸建住宅でも増築できずに浴室のサイズアップを断念せざるを得ないことがあります。
近年は建物同士の距離が近く、密接している住宅街がふえました。
増築によって浴室を広げる場合は少なくとも50cm以上増築する必要があるため、スペースが足りない場合は浴室を広げることができません。
既存の浴室が在来工法
在来浴室からユニットバスへ変更する場合、既存の在来のタイル張りの空間にユニットバスを入れるため、空間としては今より狭くなってしまいます。
イメージとしては、既存の浴室のなかに、新たに箱のような浴室を入れるようなものです。
ただし、既存の浴槽の形状やタイルの施工状況は案件ごとに異なるため、体感として「狭い」という感じを受けない人もいます。
このため、事前にショールームを活用して、リフォーム後の浴室の大きさを確認するとイメージしやすいでしょう。
狭いお風呂のリフォームは専門業者へ相談しよう
ここまで解説してきて、ご家庭のお風呂のサイズアップについてイメージが沸いてきたのではないでしょうか。
せっかくのリラックス空間であるお風呂で、ストレスを抱えるのはもったいないことです。
足を伸ばして入浴したいなど、少しでもサイズアップに興味がある方は、専門業者に相談をしてみることをおすすめします。
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