お風呂リフォームのDIYは危険?やめた方がいい理由を解説

しかし、お風呂のリフォームは、知識以外にも実際に現場をこなして得た経験からなる技術が必要不可欠であり、素人による施工では危険を伴います。
今回はお風呂リフォームをDIYする危険性の解説をしたうえで、ご自身でできる範囲の簡単なDIYをご紹介します。
お風呂リフォームを自分でしない方がいい理由
結論からいうと、お風呂のリフォームはご自分でやらない方がいいです。
それではお風呂のリフォームをDIYするリスクについて詳しく解説していきます。
漏水事故を引き起こす可能性がある
お風呂のリフォームを実施する際は、配管工事という作業工程が必ず発生します。
配管の切断や接続は、技術を要する専門的な作業であると同時に、知識のない人が無数に存在する配管の種類や材料から適した部材を選定するのは困難です。
施工方法や部材選定を間違えると高確率で漏水事故を引き起こすことになるため、必ず専門業者に依頼しましょう。
とくにマンションなどの共同住宅では、他住戸へ被害をもたらすこともあるので、DIYは禁物です。
やってはいけないことをやってしまうことがある
お風呂のリフォームをDIYすると、意図せず不適切な施工をしてしまい、取り返しのつかない事態に陥ることがあります。
- 塞いではいけない箇所をコーキングで塞ぐ(浴槽エプロンなど)
- 誤った配管の切り回しや接続
- 換気扇や換気乾燥機などの配線不良
上記は素人の方がやってしまいがちな誤った施工の一例ですが、ほかにもたくさんの例があります。
正確な知識がない状態での施工はメンテナンスの妨げや機器の故障、漏水事故につながるため、知識と経験が豊富な専門業者へ任せるようにしましょう。
思ったより安くならない
費用をおさえるためにお風呂リフォームをDIYしようと考える人が多いですが、廃材の処分や必要工具・材料の用意を含めると、業者へ依頼するよりも高くついてしまうことがあります。
廃材は処分費のほかにも運搬費がかかり、単発の個人依頼だと費用も割高です。
また、解体・組み立てに必要な電動工具や材料を一から集めるとなれば、それだけで数十万円のコストがかかります。
お風呂のリフォームは、慣れない作業による失敗やケガのリスクを考慮すると費用対効果が見合わないといえます。
保証や点検・メンテナンスなどアフターサービスが整った業者へ依頼したほうが、全体的なコストパフォーマンスが高いでしょう。
費用をおさえて工事をするには、国や地方自治体の補助金制度を活用する方法もあります。
1人では施工できない
お風呂のリフォームは、作業慣れしている職人でも2〜3名体制で行う工事であり、経験の浅い人が1人で施工することは不可能です。
2人以上の作業が必要不可欠である「廃材や商品の搬入出」を無理して1人で行うと、建具や内装材、新しい商品に傷をつける恐れがあります。
また、組み上げた壁に天井を乗せる作業は、「持ち上げる人」と「支える人」が息を合わせて慎重に行わなければならない作業です。
万が一にも落下させてしまえば、せっかく購入した商品を破損させるだけでなく大ケガを負うリスクがあります。
上記以外にも現場の状況によっては人手が必要になる工程が発生することがあるので、お1人で作業を検討している方は絶対にやめましょう。
ケガをする恐れがある
お風呂のリフォームでは、重量物の搬入出やさまざまな電動工具の使用など、危険を伴う作業が発生します。
なかでも既存ユニットバスの解体作業は、強い力で無理やり壊していくこともあるので、ケガを負うリスクが高くとても危険です。
また、解体後の浴室内は壁から釘が飛び出ていたり配管がむき出しになっていたりと、日常生活では気にも留めないようなところへ注意を配らなければなりません。
大きなケガを負えばリフォーム作業が中断され、長期間浴室が使えなくなることも考えられます。
失敗するとしばらく浴室が使えない
DIY開始後に技術的な理由や大きなケガなどで作業を断念した場合、しばらくの間お風呂が使えなくなる点に注意が必要です。
リフォーム会社の施工班は、お客様や商品の納期に合わせてスケジュールを組んでいるため、2週間〜1ヶ月先まで予定が埋まっていることがほとんどです。
運良く予定が空いていない限り、急に「DIYに失敗したので明日からユニットバスを組み立てて欲しい」と依頼をしても、着工までそれなりの期間が空いてしまうでしょう。
【種類別】お風呂リフォームをDIYするときに必要な作業
現在お使いのお風呂の種類によって、リフォームの手順はさまざまです。
ここではお風呂のリフォームの作業手順を紹介したうえで、未経験の方でもおこなえる工事なのかどうかを解説します。
在来浴室からユニットバスへの交換
在来浴室からユニットバスへ交換をする際のおおまかな工程は下記の通りです。
- 養生
- 設備撤去、廃材・商品の搬入出
- 壁タイル・床タイル・ドアまわりの斫り(はつり)工事
- 土間打ち
- 配管工事
- ユニットバス組み立て
- 額縁工事
これらはひとつひとつの作業に知識や高度な技術が必要で、専門の職人がフル稼働しても3日以上かかる大規模な工事です。
また、在来浴室からユニットバスへ交換する際の排水トラップ周辺の配管工事は、とくに技術を要する作業のため、素人の方の施工では高確率で漏水を引き起こします。
上記の作業以外にも商品の手配や廃材の処分などをご自身で対応するのはハードルが高く、DIYは不可能な工事です。
ユニットバスからユニットバスへの交換
ユニットバスからユニットバスへ交換するときの工事工程は下記の通りです。
- 養生
- 既存ユニットバス解体、廃材・商品の搬入出
- 配管工事
- ユニットバス組み立て
- 額縁工事
在来浴室からの交換工事と比べると工程が少なくシンプルですが、こちらも素人の方がDIYで行える工事ではありません。
既存の浴室にユニットバスが採用されている住宅は、「給水・給湯管」や「追いだき管」に特殊な配管が使われていることがあり、うかつに切断してしまうと取り返しのつかない事態に陥ることがあります。
また、古いユニットバスの壁には吸い込むと危険なアスベストが含有されているものが存在します。
業界に携わっている人でない限り、アスベスト含有の判断やルールに則った正しい処分をすることは容易ではありません。
バスパネルを使ったリフォーム
在来浴室のリフォームに「バスパネルを使ったリフォーム」があります。
防水加工されたパネルを既存の浴室に合わせて加工し、壁に貼り付けていく方法です。
バスパネルを用いたリフォームはご自身でのDIYもできなくはありませんが、水栓や収納棚の脱着やコーキング処理など、機能にかかわる作業が発生するので現実的ではありません。
また、お好きなデザインのバスパネルで見た目はきれいになりますが、老朽化の根本解決とはなっていない点には注意が必要です。
部分リフォーム・部分補修
浴室のリフォームでは、「浴槽」「水栓」「換気扇」「照明」などの部分リフォームもあります。
しかし、浴槽や水栓の交換は漏水事故につながりかねないので、DIYはしないほうが良いでしょう。
また、換気扇や照明の交換は電気工事士の資格が必要なので、ご自身では行わないでください。
また、「コーキングの打ち直し」はDIYでも実施可能ですが、不備があるとコーキング本来の目的である「防水」の役目が果たせないこともあるのでおすすめできません。
自分でできるお風呂の簡単なDIY
大規模なリフォームとなるDIYは作業中の事故や失敗したときのリスクが高いですが、なかにはご自身でおこなっていただける軽微なDIYも存在します。
毎日のバスタイムを楽しむために、気に入った製品への交換やメンテナンスをするときの参考にしてください。
シャワーヘッド・シャワーホースの交換
ホームセンターやネットショップなどで販売されているシャワーヘッドやシャワーホースの交換は、ご自身でもDIYが可能です。
ただし、物によってはお使いの水栓に合わない商品もあるので、適合表やアタッチメントが付属しているかを確認してから購入しましょう。
作業を行う際は止水栓を閉じて、説明書をよく読んでから実施してください。
スパウト交換
水栓の吐水口であるスパウトもご自身でDIYできる箇所です。
現在の使い勝手を考慮して、少し長めのスパウトや短めのスパウトにサイズ変更することもできます。
しかし、お使いの水栓と新しいスパウトのネジ径が合わないこともあるので、商品は慎重に選定してください。
交換作業をおこなうときは、必ず止水栓を閉じてから実施しましょう。
コーキングの充填
コーキングの充填はご自身で行っていただけるDIYのひとつです。
ただし、必要ない箇所へのコーキングはメンテナンスの妨げになることもあるので、もともとコーキング処理されている箇所のみの施工に留めるようにしましょう。
また、正しく施工できていないと、防水を目的とするコーキング本来の役割を果たすことができないので注意が必要です。
お風呂リフォームをDIYするのはやめてプロに任せよう!
体験や趣味として、リスクを考慮した上でのセルフリフォームであれば問題ありませんが、「費用を抑えたい」といった理由でのDIYは失敗に終わる可能性が高いです。
お風呂リフォームのDIYには、「費用が割高になる」ほかにも「施工不良による漏水」や「ケガ」、「知識不足による不適切な施工」のリスクもつきまといます。
しかし、毎日リフォームに携わっている経験豊富な専門業者は、それらのリスクを払拭できるだけでなく、プロならではの提案をしてくれることもあります。
工事保証などのサービスが整った専門業者へ依頼することがもっとも高コスパであるといえるでしょう。
下記の記事では、DIYせずに費用をおさえてリフォームする方法をご紹介しています。
ぜひこちらも参考にしてください。
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